【ものづくり補助金】個人事業主の場合の数値計画算出方法について

【ものづくり補助金】個人事業主の場合の数値計画算出方法について

おはようございます。

ものづくり補助金について、事業者様より、また支援をしているコンサルタントや士業の方からもしばしば受ける質問があります。

『事業計画書へ入力する売上高、営業利益、経常利益、人件費、減価償却費、設備投資費、給与支給総額、付加価値額 はどのように算出すればよいですか?』

という質問に対して、本日は回答させていただきます。

ズバリ下記の通りです。

知らないと、結構間違いやすいですね。


青色申告決算書(損益計算書)上で以下の費目が該当します(丸数字は、所得税申告決算
書の該当番号です)。


■売上高=売上(収入)金額(①)


■営業利益=差引金額+利子割引料(㉝+㉒)・・・㉝の差引金額に㉒を加算(戻入)します。

■経常利益=差引金額(㉝)。

■人件費=福利厚生費+給料賃金(⑲+⑳)
※個人事業主の場合、応募申請にあたっては、電子申請システムで「事業計画」を入力する
際の『人件費』は、この定義に基づいて算定した数値をご入力ください。

■減価償却費=減価償却費(⑱)

■設備投資額=各年度の設備投資額

■給与支給総額=給料賃金+専従者給与+青色申告特別控除前の所得金額(⑳+㊳+㊸)

■個人事業主の付加価値額※
=営業利益(㉝+㉒)+減価償却費⑱ +福利厚生費⑲ +給料賃金⑳
※個人事業主の付加価値額算定では、人件費の構成要素である㊳専従者給与(=ご家族
の方等のお給料)および㊸青色申告特別控除前の所得金額(=事業主個人の儲け)の
2項目を「人件費」に参入せずに計算します。

なお、同じ『事業計画書』の「1.応募者の概要」にある(4)経営状況表の「③税引後
当期利益」の欄には、「所得金額㊺」をご入力ください。

是非ご確認くださいませ。

本日は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

岸本圭祐

㈱ケーズパートナーズ 代表取締役 中小企業の➀資金調達、➁経営計画作成・実行、➂スモールM&Aを支援している。

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