今回は効果的な話し方について、具体的なノウハウをお伝えします。
このノウハウを意識して活用することで、非常に簡潔かつ伝わりやすい話し方になります。
今回ご紹介する方法は、「PREP法」です。
このPREPというのは、頭文字で「Point(結論)」、「Reason(理由)」、「Example(具体例)」、「Point(結論)」です。
この4つを意識して、この順番に話してみると相手に伝わりやすいです。
テーマに沿って、まずは簡単な1分間スピーチから練習すると良いでしょう。
実践練習として、何度も練習することをおすすめします。
Point結論「~です」、Reason理由「なぜならば」。
Example具体例「たとえば~」、で、Point結論「つまり~」
ということで、ポイントを2回言う、サンドイッチ法です。
これによって、非常に活き活きと、わかりやすく、そして具体例も交えて簡潔に相手に伝わります。
具体例として、眠い状態をPREP法を用いて表現してみます。
『私は早く寝たいです。
なぜなら、昨日3時間くらいしか寝ていないからです。
何をしてもウトウトするし、集中力に欠けてしまいます。
だから、私は早く寝たいです。』
上記文章の要点(主張)は、「早く寝たい」です。ここを起点に理由、具体例、結論の繰り返しと話を展開していきます。
文章を要素別に分類すると、
- 1行目「早く寝たい」→結論
- 2行目「なぜなら~」→理由
- 3行目「何をしても~」→具体例
- 4行目「だから~」→結論の繰り返し
となります。シンプルで分かりやすい文章になっていると思いませんか?
真ん中に理由や事例が入ることにより、なぜ眠いのかと眠いことによる弊害がはっきりと分かります。
こういう説明をされれば、誰だって「なるほど!じゃあ早く寝なさい」と言ってしまいますよね。
PREP法は、あくまで「文章構成」です。
「です・ます調」、「だ・である調」、そしてちょっと砕けた表現方法でも使用することができます。
PREPという言葉だけ聞くと、ちょっと難しいような印象を受けます。
しかし、実際にはそう難しいことではありません。
すでに使っている人もいますし、無意識のうちに使用している人もいます。
もし、PREP法が完全に身についたら、クオリティの高いプレゼンで伝わり方がグンッとアップします。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ