おはようございます。
本日は質問について。
そもそも質問はなぜ行うのでしょうか?
質問の目的です。
考えたことありますでしょうか?
何かを学ぶ時、何かを議論する時、何かを考える時、私はよく3つの視点と言います。
What、Why、Howです。
Whatは対象のことで、何をするのか、あるいは何が問題なのか。
Whyはなぜそれが必要なのか、その目的は何か。
Howはどのようにそれを活かすか。
質問をすることによって、相手は答えが見つからなかったりして、一時的に不安定な思考状態になります。
そのような状態では、安定状態に戻そうとして頭がよく働きます。
相手が良い意味で不安定な状態になっているのですね。
つまり、質問の目的は、相手を少し不安定な思考状態に置くことです。
コーチング(場合によったはコンサルティングも)の質問は、自分の知りたいことを聞くのではないのです。
部下のマネジメントでも、質問をするのは上司が満足を得て自己満足するためではなく、相手に成長を促すためです。
危機感があるから人間は頑張れるのであって、精神的にちょっとした小さな危機感を持たせるのです。
ただ、相手をあまりに不安定な状態にしてはいけないので、質問は一度に沢山してはいけません。
ズバリ、質問の目的は下記です。
➀問題点をはっきりさせる
問題点は何かを考えることで、一時的に不安定な状況を安定の状態に戻そうと思って一生懸命に頭が働きます。
②考えを整理する
頭がごちゃごちゃしていることを意識してもらいます。
少しだけ不安定な状態になります。
そうすると相手に考えを整理しようという気持ちが起きて、活性化します。
いわば、ストレッチ目標です。
頭のトレーニングです。質問とは、頭・脳の金トレです。
③具体化する
頭の中でもやもやしている抽象的なイメージを具体的な視点として、明確にさせます。
④視点を変える
違う見方をする。見方を変えるのは不安定な状況です。
⑤他の選択肢を出す
⑥目的を設定する
⑦アイデアを出す
アイデアを出すのも、良い意味で危機感を持っている時や状況の方が出やすいのです。
⑧モチベーションを上げる
脳を活性化させます。
⑨価値観を明らかにする
⑩気づきを得る
具体的な新しい動きを促進するには、一時的に不安定な状況にいる必要があります。
立ったり、歩いたりなどの動いている状態のことです。
動いている状態が不安定な状態です。
座っている時よりも、立って少し歩いている時の方が頭が活性化されます。
つまり、質問の目的は、相手を一時的に小さな不安定な状況にすることで、具体的には①~⑩まであることを知っておきましょう。
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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