平屋建て組織は、1階のフロアに社長も部下としての従業員も全員いるイメージです。
年商3,000万円~3億円くらいで、まさに零細企業です。
従業員にして、おおむね10人くらいまでの大きさが目安です。
このように10人くらいまでの組織ならば、従業員1人1人の顔がよく見えるので、社長は個別に部下と1対1で対応が可能です。
この状況で、中間管理職は置きません。
中間管理職は、世間でいう課長クラスの役職です。
それぞれ部下が10人くらいはいて、自身では実務を一切行わずに、現場担当者である部下の日常業務をマネジメントすることが中間管理職の主な仕事です。
この役割は、戦術リーダーと呼ばれたりもします。
なお、自身も現場の実務を行う担当者でありながら、5人以下の少人数に対してマネジメント的な役割を同時に果たす役職が存在する場合もあります。
班長とか主任のような役職名がつきます。あるいは係長のポストがこれに近いかもしれません。
もしくは伍長といいます。
そして、この仕組みは時として非常に有効です。
10人以下の組織であっても、しばしばトップである社長には遠慮があったりしますが、同じ現場の立場でまとめ役の人に間に入ってもらうとか、細かいところは伍長タイプのリーダーに相談する方が気が楽ですね。
そうすると、例えば10人の組織だと班長が2人くらいいて、それぞれ5人くらい部下がいる形であとは社長みたいな感じもありですで。
これも平屋建て組織で、社長とプレイヤーだけで1フロアを形成します。
最後に、この規模の社長の役割は「実務家(プレイヤー)」、「戦術マネージャー(日常業務)」、「戦略リーダー(長期的視点)」の3役を兼ることが多いです。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
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