今回は、効果的な話し方の応用編になります。
相手に重要感を持たせる話し方。
効果的な話し方の5番目としても良いでしょう。
何かを頼むときに、ただ「やってくれ」という業務命令みたいに言うと、頼まれた方は、押し付けられている感覚を受けます。
デール・カーネギー氏著「人を動かす」でも出てきますが、相手に重要感を持たせる、つまり承認欲求を満たすことも大事です。
相手の承認欲求を満たすことをワンポイント言ってから頼む。
このワンクッション入れるというのも非常に良いやり方だと思います。
もちろん既にご紹介した➀PREP法、②What-Why-How法、③Likeマッチ法、④イエスの中の選択、この4つをまず基本的にしっかりとつかいこなしていただくと、相当あなたの提案力、営業力は高まります。
効果的な話し方➀~PREP法~ – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
効果的な話し方②~What-Why-How法~ – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
効果的な話し方③~Likeマッチ法~ – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
効果的な話し方④~イエスの中の選択~ – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
加えて、以上のプラスαとして、今までのスキルの組み合わせで、さらに、相手に重要感を持たせる、という会話の考え方、思考法を加味するだけで、話し方が変わります。色々と応用範囲が広がります。
例えば、部下に資料作成を依頼するケースを想定します。
「あなたの作るデータはとても説得力があって、いつも助かるよ」という一言を伝えます。
この一言があって、「いつも助かっている」、「ありがとう」という気持ちを伝えた上で、「今日も手伝ってもらえない?」と続けるのです。
いきなり「今日もこれやっておいて」と言うよりも、あなたの作るデータ、あなたの仕事、いつも助かっている、説得力がある、自分がやるよりあなたが資料作ってくれた方がすごく刺さる、訴求力があるなど相手の承認欲求を満たしてから、「だから今回も手伝ってくれると助かる」のような言い方をすると、相手は自分の尊厳欲求、承認欲求が満たされるので、イエスと受け入れやすくなります。
これはセールスコピー、コピーライティングの領域でも活用されており、チラシや広告でも意識して観察すると発見できます。クライアントが行動することで成果を上げていただくコンサルティングの現場でも大切です。相手にその気になってもらって、「行動を起こしたい」という気になってもらう有効な方法です。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
コメントを残す