本日は営業戦略の続きです。
前回はマーケットの可視化についてご紹介させていただきました。
マーケットの可視化 – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
今回は、客層の明確化、つまり「ペルソナ」の設定についてです。
ペルソナとは「商品やサービスを使用する架空の人物像」です。
本来ペルソナ(Persona)とは心理学の用語であり、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した概念です。
もともとペルソナとは、古典劇で役者が使用する「仮面」を意味します。ユングは「人間の外的側面・自分の内面に潜む自分」をペルソナと定義しました。
マーケティングの世界では、この「仮面の自分」という考え方を発展させ、「架空のユーザー像・人物モデル」という意味で使われています。
つまり、ターゲットとなる最終消費者のイメージですね。
ペルソナ設定のポイントは、できるだけ詳しくイメージを固めることです。
例えば、年齢は48歳で男性、子供が2人いて、奥さんは40代前半、彼の趣味はゴルフで、子供とはやや疎遠になっている・・・このように、「そこまでやるか?」というくらい、細かく、細かく具体的に書き出します。
望ましいお客さんの人物像を徹底的に特定するのです。
客層の明確化です。
ちなみにこれは、BtoBの業者間取引においても、相手の会社の「担当者個人」のペルソナを考えるべきです。
やはり年齢から始まって、彼または彼女の出身校、性格、仕事に対する価値観、趣味、社内での立場、上司との協力関係、部下との連携の強さ、専門的能力のレベル、保有ノウハウ、話しやすさ、お酒が強いか弱いか、ギャンブルにはまるタイプか、異性関係で揉めるタイプか、などいくらでも書き出そうと思えば考えつきます。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
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