本日は、役職について、各役職の役割を確認したいと思います。
リーダーすなわち社長は、組織全体について、大所高所から目標の設定から部下の育成まで全てを考えます。もちろん、これは戦略という観点で見ます。
マネージャーは、受け持つ課の単位で現場を見ます。
中小企業の場合、概ね10人単位です。10人単位の現場に対して、自分は現場をやらずに、10人の部下を日々管理します。
具体的には、自分が受け持った10人のグループに対して目標の設定をし、組織構成を考え、部下の動機づけを行うとともに評価測定を公正に実施し、さらには部下の育成を図ります。職責は自分の受け持つチームの範囲に限定されます。
そして、プレイヤーの中の伍長。
伍長は自分も実務をするし、管理もする立場です。
半分管理者、実務家です。
中途半端な立場ですが、中小企業は人手が足りないので、こういった立場は意外に多いです。大事な立場です。
実際の現場では、課長という役職であるが、実際にやっていることは伍長であることが多いです。
伍長は、5人以内の単位で目標設定をします。
ただし、組織づくりはしません。
部下の兄貴分的なイメージです。
部下の不平不満などを伍長がまず吸い上げます。
そして、マネージャーやリーダーに伝えます。
伍長は5人組の部下のやる気を高める動機づけも行います。
さらに、部下の育成も伍長に期待される役割です。
したがって、伍長は目標設定、動機づけ、部下の育成の3つをチーム単位で任されています。
一方で、組織づくりと評価測定は、人事権を伴いますので、人事権を原則として持たない伍長は行わない方がベターでしょう。人事権があるのはマネージャー以上です。
伍長は、評価に関しての参考意見は言いますが、最終的な人事の決定、評価などはマネージャー以上がやるのが筋だと思います。
そして、部下は目標の設定を自分自身でもやりますし、動機づけも自分自身で自発的に行います。
部下の育成に相当する活動は、「自己啓発」という形で自分自身のレベル亜;ツプを図ることになります。
本日は以上です。この内容が皆さまのお役に立てれば幸いです。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
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