第5原則「目的を明確にせよ」

第5原則「目的を明確にせよ」

例えば、私たちが今、大阪にいるとします。次にどこに行きたいのか?具体的には東京に行きたいのか?名古屋に行きたいのか?あるいは福岡に行きたいのか?

どこの目的地かきちんと分からないで車を走らせてもしかたがないですね。

本当は真の目的地は東京だったのに、やみくもに行ったら実は名古屋に行ってしまった、福岡に行ってしまったとかなってしまっては、みんなが迷走してしまいます。目的地がはっきりしなければ、行動が無駄になってしまう、行動の効率化です。つまり、行動の効率化を図るために目的が必要になります。

以上の事を会社経営に当てはめると、社長が目的をもっていることが大事なのです。なぜ私たちはこの商品を売っているのか?なぜ私たちは商売をするのか?

この「なぜやるのか?」という意義付けが大切で、私たちは目的や意義のないことに対して努力することができません。

無意味なことはできないですよね。意義があるから頑張れる、大義名分があるから必死に頑張れるのです。

この目的に関して、私はコンサルティングの中で、目的を明確にするための質問をクライアントにしています。

質問1:今のままいったら3年後、10年後どうなっていると思いますか?

今のまま状況を放置しておくと、3年後はどうなっていますか?あるいは10年後はどうなっていますか?

今のままいった場合の未来を想像していただきます。

「これはまずいな」と未来に対する危機感を抱いたらチャンスです。

「では目的をしっかり考えてみましょう」となります。

質問2:3年後、10年後に大成功しているとしたら、どんな状況が重い浮かびますか?

この答えは、できるだけ具体的なシーンとしてイメージします。

3年後あなたはどうなっていたいですか。例えば、周りにあなたが尊敬する人、あなたが褒めてもらいたい人はいますか?誰かに褒めてもらいたいですか?取引先ですか?社内のあの人ですか?上司ですか?

誰に称賛してもらいたいでしょうか?あるいは誰に認めてもらいたいでしょうか?

そういう風に自分が人々から「あの人は○○の点で良かった」といわれるような理想の状況を具体的にイメージしてもらいます。

これは目的につながるイメージの具体化です。

この2つの質問に答えていくうちにだんだん気持ちが高まってきます。

モチベーションが上がってきて「よし頑張るぞ!」とエネルギーが湧いてくるので、是非この2つの質問について、一生懸命考えてみてください。

岸本圭祐

㈱ケーズパートナーズ 代表取締役 中小企業の➀資金調達、➁経営計画作成・実行、➂スモールM&Aを支援している。

コメントを残す