成功した時にやってはいけないこと

成功した時にやってはいけないこと

成功した時、上手く行っている時に人間は天狗になりやすいです。

勘違いしやすいです。

そういうものだと思います。

なぜ天狗になったり、勘違いしてはいけないのか?

それは物事に対して油断したり、慢心が原因で大きな失敗を起こしやすいからです。

時にリカバリーできない位の大きな失敗をすることもあるでしょう。

以前のブログで「吝は心の糖尿病」というお話をしました。

吝は心の糖尿病 – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)

易経」の中に「吉凶悔吝(きっきょうかいりん)」と言う教えがあります

吝とは自分のせいにすることを惜しみ、けちり、改善の努力をいやがることです。

つまり、慢心している状態のことです。

仕事柄、多くの経営者のお話をお伺いします。

時には上手くいっていない経営者のお話をお聞きします。

その方や会社の過去・経緯などを聞くと、昔からずっと業況が悪かったのではなく、むしろ良かったことが多いです。

どこかのタイミングで、ほぼ確実に慢心の結果、吝の状態から抜け出せなくなっていることに気がつきます。

経営状態悪化の本質は吝であると言っても過言ではありません。

むしろ人間はそういう性質がある生き物だと予め理解しつつ、対策を取ることが重要だと思います。

吝は中々、自分では気づきません。もしかしたら周りの人も教えてくれないかもしれません。

自ら危機感を持って、「今は吝じゃないかな?」と定期的に確認することが大事です。

一つの吝から抜け出す方法として、「苦手なことにあえて取り組む」という方法があります。

自分の得意なことばかりやり続けると、失敗もしないですが、苦手なことにあえてチャレンジすると、「自分はダメだな」とか「自分はまだまだだな」など自覚することができます。

無自覚が一番の敵です。

生きている間は吝との戦いです。

私も情報発信は苦手ですが、吝にならないようにあえてブログを書くことに取組んでいます。

今年の1月末からは専門家に依頼して苦手なダイエットにも取組んでいます。

(ダイエットに関しては昨年自力で失敗したので再トライです...今回は必ず成功させます。)。

そして、昨日決まったのですが、4月末から新たな取り組みを始めます。

皆さんは吝に陥らないような工夫をされていますか?

ベテランでも総理大臣でもどこまでいっても吝はつきまといます。

そういうものだと思って日々活動していきたいです。

岸本圭祐

㈱ケーズパートナーズ 代表取締役 中小企業の➀資金調達、➁経営計画作成・実行、➂スモールM&Aを支援している。

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