朝30分=夜2時間の法則

朝30分=夜2時間の法則

起床後、2~3時間が「脳のゴールデンタイム」でと呼ばれています。

朝起きてから2~3時間はなぜ、「ゴールデン」と呼ばれるほど、素晴らしい時間帯なのでしょうか?

まず睡眠中に私たちの頭の中は整理整頓されます。

夢によって「前日の出来事」の記憶が整理され、朝起きた直後の脳は、「整理整頓されて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。

最初は机の上に何も載っていなくても、仕事を進めるにつれて、書類や文房具が机の上に散らばり始めます。これと同じことが脳内でも起きているのです。

朝起きた時の脳の状態は、「何も載っていないまっさらな机」と同じ状態なので、広々と作業スペースを使えて、仕事の効率も抜群にはかどります。

この脳のゴールデンタイムでこなすべき仕事としては、クオリティの高い文章を書いたり、理論的な仕事、語学学習、難しい書類を読んだり書いたりする、高度な注意力を必要とする書類作成など脳のスペックや集中力を必要とする「集中仕事」が向いています。

例えば、朝7時に起きて身支度や朝食を済ませて、8時に家を出て、9時に会社に到着する。とすれば、「脳のゴールデンタイム」は、1時間しか残っていないことになります。

その1時間のうち、30分近くをメールやメッセージの返信に費やすとすれば、「脳のゴールデンタイム」は全く有効活用できないまま終了となります。

メールやメッセージの返信は、あまり集中力を必要としない「非集中仕事」の代表です。

朝の30分は夜の2時間に匹敵します。

仕事の中で、最も重要なことをこの時間に持ってくるのお勧めします。

この時間を上手に使うことによって、その日の仕事の終了時間が1、2時間くらい短縮できる可能性もあります。集中力を要する重たい仕事を午前中のゴールデンタイムのうちに終わらせましょう。

岸本圭祐

㈱ケーズパートナーズ 代表取締役 中小企業の➀資金調達、➁経営計画作成・実行、➂スモールM&Aを支援している。

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