落穂拾いは、極めて有効な戦略と感じます。
机上の空論でなく、弱者のニッチ戦略としても現場で非常に使える実用的な戦略だと実感しています。
落穂拾いとは、大手がマーケティングコストをかけて集めてくれた新規客の離脱者やその周辺で派生的に生じる需要(落穂)を狙いに行く戦略です。
いわゆるニッチ戦略=焦点絞り込み戦略ですね。
大手の広く浅くしか対応できないという弱点に対して、不満を持つ層は一定数存在します。
例えば、特殊用途の品物やマニア向け商品に一定の需要がありますよね。
スケールメリット、効率化、標準化を追求する大手がそこに対応していたら採算性の観点から割が合わないことがあります。
ポイントは、大手に不満を持っているお客様の実態・情報を徹底的に集めることです。
ズバリ、現在(過去)大手とお付き合いがある(あった)お客様に直接聴いてみるのが1番でしょう。
大手不満客向けのニーズを明確化し、そこに自社の主力商品をマッチさせることができたら購入に至ります。
大手がターゲットとしていた顧客層なので、支払い能力が高い可能性があるのも重要なポイントです。
これは一般の事業者様だけでなく、我々のような士業やコンサルタント業界でも活用可能な戦略です。
大手の商品サービスにちょっとした不満がある、かゆいところにリーチするニュアンスです。
そう言ったお客様の不安、ニーズ(落穂)を拾いあげて、サービス提供することが重要です。
強者とまともに戦わない商品開発が理想です。
先日、お客様との定期面談の際に改めて感じましたので、共有させて頂きました。
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