先月、私が主宰している経営者研修会にて、「ホンマでっかTV」等でご活躍中の武田邦彦先生にご登壇いただきました。
武田邦彦先生にご登壇いただきました。 – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
講演の中で「人生100年時代」に触れられていたのが印象的でした。
「人生100年時代では、現在50歳の人は残り50年の第2の人生が始まる。」
そう語る80歳の武田先生は若々しかったです。
私も含めた今50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごすつもりでいた方が良いと改めて考えさせられました。
おそらく今80歳の人は、20年前の80歳よりも若々しく健康な傾向にあります。
人生が長くなれば、変化を経験する機会も増えます。
過去100年を振り返るだけでも、多くの変化がありました。
二度の世界大戦、ロシア革命、月面着陸、電気・ラジオ・テレビ・量産型自動車・インターネットの台頭、大震災、コロナウイルスの蔓延、AIの技術革新etc・・・・。
これからも絶えず変化は起きるでしょう。
その時に備えて選択肢を持っておくことの価値が今後益々高まります。
一流企業も大量リストラ、倒産する時代です。
時代は激しく変化している。
ガチガチの古臭い考え方では必ず時代のしっぺ返しを受けるでしょう。
「変化を味方とせよ」
この行動原則は今の時代を生き抜くために必要なあり方です。
第4原則「変化を味方とせよ」 – 中小企業診断士 岸本圭祐のブログ (kspartners.co.jp)
従来のビジネスパーソンは、「教育を受ける」→「仕事をする」→「60歳で引退」という3ステージを迎えるのが主流でした。
しかし、私たちが生きる人生100年時代は、これまでのように60代まで働けば引退では済まない時代です。なぜなら、公的年金はあてにできず、引退後の全てを賄うほどの金額を貯めるのも難しいからです。
つまり、私達は、80代まで働くことが求められる世代です。
だから、私達は従来の生き方のモデルをシフトしなければなりません。
「ライフシフト」と呼ばれる変化が必要です。
100年時代をより良く生きるために求められるのが「無形資産」です。
会計上の無形資産とは異なり、この文脈での無形資産は、3つに分類されます。
➀生産性資産、②活力資産、③変身資産の3つです。
生産性資産は、主に仕事に役立つ知識やスキルのこと。
要するに、稼ぐ技術です。
活力資産は、健康や、良好な家族・友人関係のこと。
寿命が延びたからといって誰もが健康に生きれるわけではありません。健康寿命の視点も大切です。
変身資産は、変化に応じて自分を変えていく力のこと。
マルチステージを生き抜くため社会の変化に柔軟に対応し、人生の途中で何度でも新しいステージへの移行を成功させる意志と能力のことです。
勿論、マイホームや現預金や金融商品のような「有形資産」が重要なことは言うまでもありません。
有形無形であれ、メンテナンスをしないと価値が減ります。
人生100年時代では従来の有形資産に偏りがちだったこれまでの時間の使い方を見直す必要があります。
私が今年からダイエットやパーソナルトレーニングに取組んでいるのは、まさに活力資産の価値を上げるためです。
適正体重に戻すとともに体脂肪率・内臓脂肪を減らす。また、定期的に身体を鍛えることで、疲れない身体を作ります。その結果、仕事のパフォーマンスを上げたいと思っています。
私がビジネスパーソンとして尊敬している元勤務先会計事務所の故会長は82歳まで生涯現役でした。
私も少なくとも82歳までは現役を貫く計画です。
自分であらゆることが選択可能となった時代。
1日1日を大切に生きていきたいです。
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