こんにちは、中小企業診断士の岸本圭祐です。
承認(アクノリッジメント)という技術は、褒めるとか称賛するという行為と混同されがちですが、コーチングにおける承認は、それらとは少しニュアンスが異なります。
一般的に「褒める」という場合、お世辞に近いです。
コーチングにおける承認は、褒める称賛とは違います。
D・カーネギーが「人を動かす」で使っている称賛は、「相手に誠実な評価を加える」「重要感を持たせる」という意味で使っていて、真実を語るという点で、承認に近い称賛です。
褒める称賛には、評価が入ってしまいます。
「君は良くできるね」と言ったりしますが、それはどちらかというと事実ではなく、あくまで主観になります。
コーチングでの称賛は、客観的事実、つまり事実です。
心から出る真実として言うのです。
「がんばってね」と言うのと、「がんばってるね」では、全然違います。
励ましているつもりでも、「がんばってね」という言葉には注意が必要です。
最初のうちは良いのですが、ずっと言われ続けると、言われた方はがんばりが足りないのかと思い、次第に疲れてしまいます。人によっては逆効果になります。
一方、「がんばってるね」は汎用性が高いです。
今の状態で既にがんばっているという事実を認めています。
この「る」に一文字があるかないかというのは、すごく大きいです。
是非意識していただければと思います。
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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