今回はコーチングのスキルについてご紹介させていただきます。
コーチングの主役は相手です。
一般的なコーチングの本などでは、話す分量についてクライアントが7割、コーチが3割と解説されています。
私の見解としては、クライアントが8割、コーチが2割くらいの意識でも良いのかなと思っています。
なぜなら、人間は「聴く!」と意識していないと、無意識に自分のことを話してしまう生き物だからです。
これくらい意識してやっと、クライアントが7割、コーチが3割の原則が死守できるといった感覚です。
コーチの主たるアクションは、あいづち、承認、質問の3つです。
コーチからのアドバイスやコーチ自身の体験談を語ることは、基本的にありません。
もし、こちらの体験談や助言、アドバイス、いわゆるティーチング的要素を含んだ発言をする場合、「私の体験談をお話ししますがよろしいですか?」や「私から一つご提案をさせて頂きたいと思いますがよろしいですか?」のようにクライアントの了承を得てから話します。
これが一般的なティーチングメインのコンサルティングと比べた、弊社のコーチ型コンサルティングの特徴であったりもします。
コーチ、コンサルタントがいきなり話し始めて、気がついたら自慢話なんていうのは最悪です。
是非とも避けたいところです。
このコーチングスキルは、基本的に相手に話をしてもらう対話技術になります。
ポイントは、相手が楽しそうに話せるかどうかです。
コーチは聴くのが仕事です。相手の話を沢山聴いてあげることが基本です。
コーチの商売道具は耳です。口の役割は2割程度でしょう。
ダンボの耳で相手の話をしっかりと聴きます。
ペーシングという言葉もご紹介させていただきます。
ペースを相手に合わせるということです。
つまり、相手の話を復唱する。できればオウム返しではなく、少し言葉を変えると良いです。
言葉、ボキャブラリー、語彙力が重要になりますので、表現力も鍛える必要があります。
少し言葉を変えるということは、相手の言ってることがきちんと理解できていないと、適切な言葉での言い換えができません。この言い換えによって、良い意味で相手に調子を合わせていきます。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
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