コーチング、コンサルティングを実践する上で、セットアップはとても重要です。
セットアップとは、話しやすい環境をつくることを指します。人と人が向かい合うと、そこには必ず防衛が働きます。コーチング、コンサルティングをスタートする時は、まずはその防衛を解いて、お互いが自由に話せる状態をつくり出すことが何よりも大切です。これは別名アイスブレイクともいいます。
話ができる環境を作り、相手が会話のキャッチボール可能な落ち着いた状態になる手助けをします。
相手が興奮状態や感情的になっている時にセッションを始めても上手くいかないです。
クライアントがリラックスしていて、会話ができるようなスタートラインに立つことがセットアップの目的です。
加えて、自分とクライアントとの間になんでも話し合えるような信頼関係を築くこと自体がセットアップになります。
セットアップのポイントはリラックスと信頼関係です。
クライアントがリラックスし、コーチ、コンサルタントに対する信頼がある状態を作りだす前に焦って目標の明確化や現状の明確に移ろうとしても、相手は本音を語ってくれないため、効果の高いコーチング、コンサルティングが成立しません。
なんちゃってコーチ、なんちゃってコンサルタントの多くが見せかけのコーチングもどき、コンサルティングもどきになってしまうのは、このセットアップのステップを蔑ろにしているからです。
セットアップには気を配ります。
私は場合によっては、セットアップができないならば、そのセッションの中止もやむを得ないと考えています。
それくらいセットアップの質は、コーチング、コンサルティングの成果に直結すると実感しています。
時には落ち着いて話の出来る場所、たとえば現場や会社を離れて会議室を用意して、ドリンクでも飲みながら実施するのも良いかもしれません。
岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ
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