「起業や独立することについては、元々お考えだったんですか?」
これまで100回以上聞かれた質問です。
振り返ってみると、大学生のときに就職活動をしていた頃から、起業したいという思いは、ぼんやりとありました。
私は幼少期、神戸の商店街の中で育ち、母親が化粧品店を営んでいた(今もやってる)ので、漠然と中小企業を支える仕事がしたいと思っていたところ、経営コンサルタントという職業を知って興味を持ちました。
母親が自営業、父親が小学校の教師ということで、経営者の商売を支援する先生業である士業・コンサルは私の天職だと思っています。
ただ、経営したこともない新卒が何をアドバイスできるんだろうと思ったので、まずは、決裁権者である中小企業の社長と話すことで、少しでも経営に関する知識を深めたり、感覚を掴んだりできる仕事に就くことにしました。
それで、まずは大学卒業後に中小企業の社長に対して営業ができる専門商社に入社を決めて、社会人歴を積みました。大企業で働く経験は新卒のタイミングを逃すとないだろうと直感で感じていました。 その後、中小企業の社長を顧問先とする会計事務所で働くことにしたという感じですね。
中小零細企業の社長はまず税理士になんでも相談するということが、会計事務所で働くとよく分かります。 何に困っているかも直接、教えてくれます。
この経験がなければ、おそらく市場とのミスマッチを起こしていて、開業も失敗していただろうなと思います。
売りたいもの(作れるもの)を売る、プロダクトアウトになっていただろうなと思います。
凡人の起業はマーケットインが鉄則だと思います。
つまり、売れるものを売る。 売れるものはお客様に聞けば早いですね。
ふと部屋の掃除をしていたら昔の資料が出てきて備忘録までに残します。
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