設計はシビアに、行動は楽観的に

設計はシビアに、行動は楽観的に

数年前の話です。

ある某大手士業事務所の大先生との面談帰りのエレベーター待ちの一言。

1人の時の方が儲かった。規模拡大せざるを得ない状況。人件費とかすごい・・」 と辛い表情をしてたのを鮮明に覚えています。

個人的にショックというか衝撃を受けました。

周りから見ると大成功されているはずなのに。

問題は、規模拡大ではなく、どうありたいかの明確化がない点だと思います。

物事をスタートする時には、「目的の明確化」はとても大事ですね。

当然、規模拡大しないと成し遂げれないことや見れない景色もあるはずです。

なにより雇用を生み出しているとうことは非常に社会性のあることです。

ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)の観点では、

規模を追い求めるのではなく、永続的に成長させるための拡大であり、短期的にも利益を出すための拡大でなければなりません

1人ビジネスで時間もお金も余裕がある人もいます。

大所帯ビジネスで時間もお金も余裕がない人もいます。

必ずしも「従業員を抱える=時間ができる」でないように思います。

従業員沢山抱えてても、いつも慌ただしく電話が鳴って時間に余裕がない経営者も沢山知っています。

明確でなくとも、自分の気持ちに正直に事業を進める大切さを色々な方から日々学ばせて頂くいてます。

見切り発車すると後戻りできなくなります。

起業や新規事業などでビジネスモデルを構築する時は、「設計はシビアに、行動は楽観的に」というのが鉄則だと考えます。

年末のこの時期、来年度に向けて新たな取り組みを計画する方も多いと思ったので、参考になれば幸いです。

岸本圭祐

㈱ケーズパートナーズ 代表取締役 中小企業の➀資金調達、➁経営計画作成・実行、➂スモールM&Aを支援している。

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