おはようございます。
昨日に引き続き目標設定や事業計画の話題です。
計画を立てても実行できないということは、世の中に多いです。
ほとんどの会社、人がそうかもしれません。
計画が達成できない理由を考えたことはありますでしょうか?
これは中小零細企業の支援現場で関与させていただき、断言できるのですが、実はほとんどの会社は、そもそも全く行動計画に着手していないです。
しっかり行動計画に着手したものの、残すところあと少しで未達だったというケースは希です。
これは、着手することがいかに難しいかを表しています。
逆に言えば、計画を達成するにはまず着手することとも言えます。
計画が実行できない理由は他にも次のようなことが挙げられます。
・事務処理や雑務などに時間を取られてしまい、着手できなかった
・計画実行のための時間を確保していなかった
・辞めることを決めていないため計画実行の時間を捻出できなかった
・完璧主義に陥ってしまい思考や行動が固まってしまった
中小企業の社長に計画を実行できない理由を伺い、それらを要素分けすると大体上記の内容のいずれかに分類されていると感じます。
では、これら計画実行をできない理由を踏まえてどのように対策すれば、行動計画を実行に移し成果に繋げられるでしょうか?
こちらも中小零細企業の支援現場で実際に私が確信している内容をご紹介させていただきます。
まずは、「環境整備」をすることです。
例えば、「新商品開発のアイデアを練る」という行動目標を掲げるとします。
それならば、頭が活性化している朝一番に実行することが最も能率が上がります。
でも、朝一番は前日の事務処理やメールチェックなどの対応をしてしまいがちで、気づけばあっという間にお昼になってしまいます。
他には前日にお酒を飲み過ぎで睡眠不足の場合、朝一番の創造的な仕事の能率がガクンと下がります。
ですので、今回の例では、朝一番に質の高い仕事ができる環境や体制を予め整備しておくことが重要です。つまり、環境整備をすることです。
次に、「時間確保」が重要です。
行動計画の所要時間を予め見積り、それ以外の全てを排除し、事前に時間を確保します。
経営者、ビジネスパーソンであれば、多くが忙しい毎日を過ごしているでしょう。
昨日お伝えさせていただいた、ナポレオン・ヒルの成功哲学の「代償を必要としない報酬は存在しない」という言葉を思い出してください。
将来、目標を達成するための時間を確保するためには、何を犠牲にするか?を事前に決める必要があります。時間確保の論点です。
最後に、「完璧主義を辞めること」です。
これは私自身もとても陥りやすい事象であると自覚しています。
真面目で実直な人ほど、自分では無意識のうちに完璧主義に陥ってしまいます。
まずは6~7割の出来栄えを目指し、そこから質を高めていくというあり方ですと、着手のハードルが劇的に下がります。
まず着手です。
私自身も実感していますが、不思議と苦手な事務処理や作業なども5分だけでも着手すると、そのまま進めていくことができたということは多いです。
本日は、計画が実行できない理由と対策についてご紹介させていただきました。
参考になれば幸いです。
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