本日はよく相談されるシリーズです。
ズバリ「ものづくり補助金は中古設備も対象になりますか?」です。
昨日も同様のご相談をいただきました。
結論として、「中古設備はものづくり補助金の対象となる」です。
しかし、中々ハードルが高いというのが個人的な見解です。
説明します。
中古設備については、ものづくり補助金の公募要領で、「3者以上の中古品流通事業者から型式や年式が記載された相見積もりを取得している場合には、中古設備も対象になる」と記載されています。
この「3者以上からの型式や年式が記載された相見積もり」という条件が中々ハードルが高いという認識です。
ものづくり補助金の本質的な採択要件として、「革新性」という考え方があります。
革新性とは、簡単に言うと「自社にとって新しい取り組み、かつ同業他社にとっても珍しい取り組み」です。
革新的な商品やサービスの開発に使うための設備ですから、当然すぐに店頭で購入できるようなものではないことが多いです。
市場に沢山流通している家電製品とは異なり、革新性を帯びた取り組みを行うために必要な設備を3者から、型式や年式も同じようなものを探してこなければならないとすると、相当ハードルが高いです。
私の回答としては、教科書的には対象となりますが、相当ハードルが高いので、不採択リスクや手間等を考慮すると、基本的には中古でこの補助金は活用しないほうがベターと答えています。
新品で検討しませんか?と回答しています。
本日は以上です。
少しでもお役に立てれば幸いです。
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